汪洋副総理「一部観光客のマナーの悪さが中国人のイメージを損なっている」
国務院は16日、「中華人民共和国観光法」の貫徹実施に関するテレビ電話会議を招集した。汪洋副総理は会議に出席し、談話を発表した。 |
国務院は16日、「中華人民共和国観光法」の貫徹実施に関するテレビ電話会議を招集した。汪洋副総理は「一部の観光客は資質や素養がまだ高くなく、しばしばメディアに非難され、中国人のイメージを損なっている。『観光法』は観光客のマナーについて明確な要求を示し、マナーに反する行為について禁止規定を設けた」と指摘した。中国新聞網が伝えた。
汪副総理は「中国の観光消費はすでに大衆化の発展段階に入り、海外旅行に行く市民がどんどん増え、世界各国からあまねく歓迎されている。その一方で、一部の観光客は資質や素養がまだ高くなく、公共の場で大声で騒がしく話す、観光名所に名前などを刻む、信号を無視して道路を渡る、所かまわず痰を吐くといったマナーに反する行為が見られ、しばしばメディアに非難され、中国人のイメージを損ない、悪影響を生じていることにも目を向けなければならない」と強調した。
また「公民のマナーを向上し、中国人観光客の良いイメージを確立することは各級政府、関係当局、関係企業共通の責任だ。『観光法』は観光客のマナーについて明確な要求を示し、マナーに反する行為について禁止規定を設けた。関係方面は『観光法』の宣伝、貫徹、実施過程において一致協力して総合的対策を講じて、社会・公共秩序と社会モラルを自覚的に遵守し、現地の宗教信仰と風俗習慣を尊重し、公共の場での言葉遣いや立ち居振る舞いに注意し、環境資源を愛護し、生態環境を保護し、中華文明を広め、中国のイメージを示す者となるよう、観光客を誘導しなければならない」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年5月17日