北京街頭調査:「帰省切符が取れなかった」過半数
ひときわ寒い今年の冬、「里帰り」は、中国の人々の心を最も温かくする言葉になっている。しかし、実家への旅路は「順風満帆」とは程遠い。帰省する中国人にとって、鉄道切符を手に入れることは、相変わらず最大の難事だ。北京の日刊紙・京華時報が伝えた。
春運(旧正月前後の帰省ラッシュとUターンラッシュ、今年は1月26日から3月6日の40日間)が始まった。京華時報の記者は6組に分かれ、地方から出て北京で仕事や学業に就いている203人を対象にインタビュー調査を行った。1月26日から旧歴大晦日(2月9日)の間の鉄道切符を見事入手した人は203人中100人、残る103人は、「帰省を諦めた」あるいは「鉄道の代わりに大型バス・飛行機を利用して帰省する」と答えた。
○約半数が鉄道切符を入手できず
高学歴者に多いオンライン購入
京華時報記者6組は、今月22日から、地下鉄和平門駅、北京駅、西三環六里橋、東四環オフィスビルなど市内各地に分かれ、訪問インタビューあるいは街頭インタビューによって、203人から回答を得た。203人の職業は、速達員、建設作業員、店員、大学生、事務員、露店主、保安員、ソフトウェア技術者などさまざまで、学歴も小学校卒から大学院卒まで幅広かった。