中国、小中学生の7割が「冬休みは塾に通う」 (2)
●学費「4万2千-7万円」が一般的
子供の塾通いは保護者にとっても金銭面での犠牲が伴う。調査によると、子供の冬休みの塾の費用は、「1千-3千元(約1万4千-4万2千円)」が最も多く、30%。「3千-5千元(約7万円)」が11%だった。さらに、4%が「1万元(約14万円)以上」と回答したことには驚かされる。これらの保護者は学費が高いマンツーマン形式の学習や家庭教師を選択している。
一方、冬季キャンプや海外遊学に申し込んだ学生も5%いた。ただ、こちらも費用がかさみ、「1万元以上」が10%いた。以上を平均すると、1回の冬休みに3-5千元を子供の学習費に充てるのが一般的であることが分かる。
●4割「明らかに通いたくない」
冬休みに子供を塾に通わせることがなぜこれほど主流になっているのだろう。調査によると、一番の理由は、「同級生がみんな通っているから、自分も通わないわけにはいかない」で、次が「冬休みに塾の新しいカリキュラムが始まり、スタートから通わないと着いていけない」だった。一方、「家に子供を世話する人が誰もおらず、塾に世話を任せる」との回答が1割あり、「子供が興味を示しているから」は2割に満たなかった。
ただ、保護者も子供が喜んで「休日出勤」をしているわけではないことを理解しているようだ。調査では、4割以上が子供は「明らかに通いたくない」、3割が「しょうがなく」と回答した。一方、「喜んで通う」は約3分の1にとどまった。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年2月1日