北京の今年の主なプロジェクト 新空港は10月以降
北京新空港、北京と河北省張家口市を結ぶ京張城際鉄道、大興区北京大学第一病院、天壇や天安門など北京市の南北を貫く中心線「中軸線」の南側に位置する南中軸森林公園、有所ある寺8カ所がある「八大処」の文化スポットなどのプロジェクトが今年、北京で着工する。同市の発展改革委員会によると、同市全体で今年、重点プロジェクトが240件実施される。北京日報が報じた。
同委員会の責任者によると、重点プロジェクトのうち今年着工するのは137件、継続中の工事が103件ある。
同市の首都機場(空港)集団公司は今後、大興区に総合性の超大型ターミナル空港を建設し、将来的には、毎年1億人以上が利用する、アジアや世界への扉へと発展させる計画だ。うち、今年着工のプロジェクトは滑走路4本とターミナルビルなどで、うちターミナルビルは第4四半期(10-12月)に着工する予定。
一方、鉄道の分野では、北京と瀋陽を結ぶ京瀋旅客専用線の北京区間も着工する予定で、北京市や天津市、河北省と東北地区が高速鉄道(中国版新幹線)で結ばれることになる。全長は707キロ。うち北京区間は153キロ。また京張城際鉄道は、北京と内蒙古(モンゴル)地区を結ぶ高速鉄道にもなる。うち、北京区間は70キロ。
道路の分野ではメインストリート「長安街」の西側延長工事や京良路の東区間新設など、20以上の新プロジェクトが着工する。
現代産業のプロジェクト以外に、民生保障プロジェクトも今年の社会投資の重要な分野だ。古いコミュニティの改造や北京鐘鼓楼(ころう)広場の修復、前海、後海、西海の3つの湖からなる什刹海などの旧城の改造、5件の人口分散化プロジェクトのほか、低中所得世帯に提供する保障性住宅の建設やバラック街の改造、房山の山地に住む人々の移動など市民の住宅環境に関するプロジェクトが3件、国家美術館、国学センターなど文化教育プロジェクトが12件、南城老人ホーム、泰康高齢者向け公営住宅、新華高齢者居住区など社会サービスプロジェクトが8件などだ。
医療衛生プロジェクトのうち、昌平区の回竜観病院は問診・急診の総合棟を新たに建設する計画で、総建築面積は2万2千平方メートル。設置されるベッド数は1369床。経済技術開発区・同仁病院も増築工事を実施する計画で、新たにベッド1400床が設置される。垂楊柳病院は改造・増築工事を実施し、新たにベッド750床を設置する。通州新華病院は問診・急診の総合棟を建設し、ベッド800床を設置する。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年2月4日