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中国、職位制度改革強化 グリーンカードに関する政策も整備

 中国は今後、職位制度改革に関する指導・意見を発表するため、改革の全体的な方向性を明確にすることが、陝西省西安市で2日に開催された「中国専業技術人材工作座談会」で明らかになった。現在、中国では既に小中学教師の職位制度改革の実施試験ポイントを全面的に拡大し、工技術工学人材職名改革方案を検討・制定。職業資格を整理し規範化するための取り組みが一定の成果を得ている。人民日報が報じた。

 人力資源・社会保障部(人力資源・社会保障省)の王暁初・副部長は「今後は試験ポイントの設置拡大を基礎に、小中学校の教師職位制度改革を全面的に展開。技術工学スタッフの職位制度改革の試験ポイントを設置し、会計や技校など一連の職名改革の意見を提出できるよう調査を進める。また、『職業資格設置管理条例』『職名評価・審査管理方法』制定の検討や職業資格を別の地域で活用する際の管理方法の修正、整備などを進める」と指摘した。

 現在、中国全土には、専門技術の人材が5550万4千人に達している。ここ5年だけを見ると、同人材が新たに860万人以上、博士号取得者5万人以上が加わり、専門技術の教育を継続して受けている人材が延べ1億5千万人いる。また、職業資格証書を取得した専門技術人材も新たに1288万4千人増え、上級、中級、初級の専門技術人材の比率は11:36:53になった。うち、中国科学院と中国工程院のメンバーが約1500人、突出した貢献をした青年専門家約5200人、政府から特別手当の支給を得ている専門家が16万7千人、中国教育部などが人材育成強化のために実施している「百千万人才工程」に選ばれた人が約4100人いる。

 統計によると、中国は昨年1年で、人材補充が急務な分野や中核を担う専門技術の分野の人材100万人以上を育成した。王副部長によると、今後、該当人材に専門知識の更新トレーニングを実施する「専門技術人材知識更新行程」の実施を強化し、人材補充が急務な分野の人材育成を継続して展開。さらに上級研修プロジェクトを実施するほか、専門技術の人材教育拠点を20カ所新たに設置する。

 今後、中国はさらに、海外に留学し帰国した人材全体を対象とした支援策のほか、外国人を対象にした「グリーンカード」やビザに関する政策、実施細則の制定を検討する。現在、中国では海外に留学し帰国した人材100万人の大台を突破し109万人に達している。昨年だけでも27万2900人だった。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年4月7日

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