台湾、「鉄道+自転車による全島めぐり」ツアーを企画
自転車による台湾島一周旅行を夢見る人は少なくない。台湾の自転車業界と観光業界は29日、観光客が気楽に台湾全島をめぐり、沿岸の風景を堪能する特別商品「自転車と鉄道による全島めぐり 美・感・心ツアー7日間」を発売することを明らかにした。新華網が伝えた。
今回のツアーは、7月出発と8月出発の2回催行され、募集人数は各回120人。台湾・大陸部・香港の住民はいずれも、オンラインで参加申込ができる。鉄道と自転車の組み合わせによる日程は計7日間、台湾鉄道の専用列車を利用し、自転車での走行距離は約300キロメートル。台湾自転車レジャー産業発展協会が、安全設備と修理・整備サービスが付いたマウンテンバイクを用意する。
この新ツアーは、旅行会社・台湾勇獅子主題旅遊と台湾自転車レジャー産業発展協会が共同で企画・催行する。同協会の林悉弘・理事長は、「自転車ツアーは、過去5年間の検討・準備期間を経て出来上がった。台湾沿岸の選りすぐりの主要観光地を巡り、主に自転車専用道を走ることから、リスクは最小限に抑えることができる」とコメントした。
「自転車による全島めぐりは準備が大変だし、体力的にもキツいのでは」と多くの人が二の足を踏むことについて、林理事長は、「今回のツアーは、体力に自信がない人向きに企画された。主要ポイント間は鉄道で移動するため、その間に体力が回復できる。自転車で走行中は、美しい景色を思う存分楽しむことができる」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年5月31日