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台湾「問題のデンプン」騒ぎ 馬英九氏「厳重に処罰」

 台湾で「問題のデンプン」に絡む食品安全問題が発生し、大きな騒ぎとなっている。中国国民党の馬英九主席は29日の会議で、「厳罰化に向けた法改正など6項目の措置を講じ、安全でクリーンな食の安全環境を住民に取り戻す」と述べた。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。

 悪質なメーカーが違法添加物「マレイン酸」をタピオカティーや肉団子などさまざまな台湾の日常食品に混入した事件は、台湾の住民や関連食品メーカーを不安に陥れた。シンガポールなどの海外市場はすでに、台湾から輸入した関連商品11種の回収を輸入業者に求めた。

 馬英九氏は29日、「今回の食品安全問題に関し、台湾衛生部門は、事件に関与したメーカーは20社以上、関連商品は230トン以上にのぼることを突き止めた」と語った。

 馬英九氏は、台湾行政当局が今回強化する6項目の措置として以下を挙げた。(1)衛生部門、違法食品を一掃し、違反したメーカーを厳重に処罰する(2)厳罰化に向けた法改正を実施する(3)食用として認められていない化学原料を食品メーカーに卸した化学工業原料メーカーを厳重に処罰する(4)化学物質を管理する行政機関を整理統合する(5)台湾製食品の安全問題について海外で生じた疑惑に対し、政策面での説明をきちんと行う(6)消費者保護に全力を尽くす-----。

 馬英九氏は「現実にしっかり向き合い、誠意ある態度で、しっかりと後始末を行う」との決意を示した。

 台湾行政当局は29日夕、「問題のデンプン」食品安全問題の対策会議を開き、▽「食品衛生管理法」修正作業を引き続き加速させ、食品業者に対する罰則と責任追及を強化する▽食品安全リスク監視測定・早期警報システムの構築を加速させる▽各種行政機関は、調査体制を強化する▽迅速に関連部門と協力し、化学工業原料が食品に混入する流れを遮断する▽住民からの告発を奨励し、力を合わせて食品安全の保護に努める---の各事項を可決した。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年5月30日

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