広州環保局、大気汚染指数を調べる携帯アプリ発表 (3)
○珠江デルタ地域のPM2.5濃度、基準値未満
関係者によると、現在の珠江デルタ地域全体のPM2.5年間平均濃度は、50--60マイクログラムと、国家が定めた2級基準(35マイクログラム)とは約20マイクログラムの隔たりがあるという。
珠江デルタ地域全都市は、昨年6月5日、新しい大気品質基準を採用した。その後1年が経過したが、同地域9都市は軒並み、年平均濃度基準をクリアできていないことが、モニタリングの結果明らかになった。
これらの都市は、いつ頃基準に達する見込みがあるのだろうか?専門家は、「大気汚染をうまくコントロールできなければ、PM2.5濃度は逆に上昇し、永遠に基準をクリアする日は来ない。コントロール措置の成果が得られ、年間1マイクログラムずつ減少したとしても、基準値達成までに20年かかる。コントロールをさらに強化することで、年間3マイクログラムずつ減少すれば、7-8年で達成できる」との見通しを示した。
また、この専門家は、「広東・香港聯合モニタリングネットワークの統計データによると、2006年から現在まで、PM2.5濃度は低下の一途を辿り、ほぼ14%減少した」と指摘した。広州アジア競技大会(2010年)前数年間のコントロールペース、つまり年間1--2マイクログラムずつ減らしていけば、基準達成は不可能ではないという。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年6月6日