中国の結婚、選り好みが激しいのは女性より男性 (3)
○ひとり親家庭の娘との結婚:「煩わしい事が多く、避けた方が無難」
人気のお見合いバラエティー番組「非誠勿擾(誠実な方以外はお断り)」の最近の放送分で、ある男性出演者が、「ひとり親家庭の娘はお断り」と明言したため、多くの女性出演者から非難を浴びるという事態が起こった。テレビ番組で公言したために、この男性ゲストは「人々の怒り」を買ったが、現実では、ひとり親家庭の子供が、結婚の対象から外されるというケースは、珍しくもなんともない。ある調査で、「ひとり親家庭の子供の結婚の難しさについてどう思うか」という質問に対し、回答者の36%は、「ひとり親家庭の子供は、たしかに結婚で差別されることがある」と答えた。「相手の両親の結婚状況は、それほど大きく影響しない。あまり重視する必要はない」が22%、「ケースバイケースで対処する」が42%だった。
ある父親は、「息子が大学に入学した後、ひとり親家庭の娘と出会い、2人がどうしても一緒になりたいと言うのなら、決して反対しない。そうでない限り、息子の相手にひとり親家庭の娘は対象外だ。面倒なことはできる限り避けたい」と語った。この父親は、両親が離婚した家庭に育った女の子は、両親の不幸な結婚生活からマイナス影響を受けやすく、性格もひねくれがちだと考えていた。また、親が1人の場合、娘の結婚について過度に干渉し、若夫婦の生活に口を出しすぎるきらいがある。息子たちも、両親の考え方にほぼ賛同しており、ひとり親家庭の女性との結婚について、結婚するのはたやすいが、余計な事をするのは控えた方が無難だと認識しているようだ。