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中国の結婚、選り好みが激しいのは女性より男性 (4)

○専門家による解説

○こだわるかこだわらないかは、人によって千差万別

 結婚相手の女性を選ぶ時に、相手の家庭条件にこだわる男性は、いつの時代にでもいるものだ。ただ、その内容と程度に少し違いがある。男性が結婚相手を選ぶ時に、女性の家庭条件にこだわるのは、次の3つの理由による。

 1 結婚相手を探している男女のほとんどが、1980年代・1990年代生まれの一人っ子だ。彼らは、経済面でも、日常生活を送る能力の面でも、両親への依存度が高く、感情的にも、両親と深い絆で結ばれている。実家の家庭状況は、結婚後の新婚家庭の生活のクオリティに大きな影響を及ぼすと見られる。

 2 男女の社会的役割の差が日ごとに小さくなっていることが、男性のストレスを増大させている。一部の男性は、成長する過程で、父母から溺愛されるなど偏った方法で育てられたため、男性的特質が少なくなり、臆病で、責任感に欠け、自立能力が低い大人に育ったため、物質面・サービス面・感情面など様々なことを女性の実家に頼らざるを得なくなる。

 3 優良な出産・育児という点から見て、ひとり親家庭で育った女性が抱える心理的なトラウマが、産まれてくる子供に引き継がれるのではないかと心配している。このような考え方は、科学的根拠に欠けている。

 結局、男が結婚相手を選ぶ上で、女性の育った家庭の条件にこだわるかどうかは、人それぞれだ。完璧を求めすぎず、絶対的な考えに固執せず、全体を俯瞰する態度でこの問題に対処することが肝要である。

 例えば、ある結婚話で、両家の家庭の釣り合いが取れていない場合でも、女性側の家庭が男性側の家庭の価値観に従う、あるいは受け入れ、男性側の過程もより開放的な態度で容認すれば、子供達の結婚はバランスの取れたものになるだろう。反対に、両家がそれぞれの観念や習慣に固執するなら、より多くの問題が発生することは避けられない。

 また、両家の三観(世界観、人生観、価値観)に大きなギャップがあると、第三世代以降に問題が起こる場合が多い。若夫婦が独立して子供を育て、両家の両親による子育てへの介入が少なければ、家柄の違いが若夫婦の結婚生活に及ぼす影響は最小限に抑えられる。しかし、若夫婦が一方あるいは両方の両親に頼り過ぎて子育てを行えば、両家の間に様々ないざこざが生じるのは目に見えている。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年6月21日

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