夫婦の收入格差が不和の原因に 理想は「1.5:1」=中国
有名大学の修士課程を修了したという陳さん(男性)の年収は、仕事を初めて3年後に20万元(約320万円)に達しているにもかかわらず、年収5万元(約80万円)の妻に「少なすぎる」とぼやかれるという。一方、栄さん(29歳女性)の年収は15万元(約240万円)と、夫の2倍であるにもかかわらず、家では立場が全くないという。 「荊楚網」が報じた。
夫の收入が多すぎると、妻が独立するのを難しくするのに対し、夫の收入が少なすぎると、夫が失望感を味わうのだ。では、夫婦の収入の比率はどれくらいが適当なのだろう?筆者が、湖北省武漢市の市民20人に取材したところ、7割が「1.5:1」が最も良く、家庭の平和につながると答えた。
■夫の收入が妻の4倍なのに「少ない」と妻が不満
湖北省武漢市に住む陳さんは、多くの人の目には「高富帥(背が高くお金持ちのイケメン)」と映っている。修士課程終了後、陳さんは合弁企業に入社し、3年後に年収が20万元を超えた。そして、自分で3LDKのマイホームも購入した。
昨年、彼女だった湯さんと結婚した陳さんは、結婚後、妻から何度も、「どうしてあなたの収入はこんなに少ないの?」と不満をこぼされたという。陳さんは、やりきれない思いになり、「自分は年収5万元で、僕はその4倍なのに、なぜ収入が少ないと言われなければならないのか」と言い返すと、「女性の収入は自分のために使うのに足りればいいけど、男性は家族全体を養わなければならない」という答えが返ってきた。
陳さんは、「夫婦の収入の比率はどれくらいが適当なのだろう?」とネット上の掲示板に投稿したところ、3日で閲覧件数が3万件を超えた。ネットユーザーらは、「妻と夫の收入の差があまりに大きいと、妻は依存度が高くなり、家族を養う責任を全て夫の肩に乗せる。そして夫の收入に妻が少しでも不満を感じると、夫は見下げられるようになり、家での立場がなくなる」と分析している。