2013年8月7日    ホームページに設定人民網モバイルニュース配信メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:13:30 Aug 07 2013

熱中症は精神面にも影響 夏は栄養バランスに注意

 気温の上昇に伴い、人々の情緒もますます不安定になっており、些細なことでかんしゃくを起こすことも増える。実はこれは、「精神的な熱中症」の症状だ。では、精神的な熱中症を防ぐにはどうすれば良いのだろう?専門家は、心理面・飲食面など、様々な方面から調節するべきとアドバイスする。新華網が伝えた。

 夏に「精神的な熱中症」にかかる人は約16%に上る。特に気温が35度以上、日照時間が12時間以上、湿度が80%以上に達した場合、視床下部にある感情調節の中枢への影響が強まり、身体的・精神的な熱中症にかかる割合が急激に高まるという。

 唐山市中医院の陳トウ君・救急科副主任は、「(精神的な熱中症の)具体的な症状は、イライラと不安。気温と湿度の上昇に伴い、症状はより深刻になる。また、記憶力の低下、怒りっぽくなるといった症状を訴える人もいる」と語る。

 暑さで食欲が減退する一方、汗を多くかくことで電解質代謝が異常をきたし、脳の神経活動に影響を及ぼすことから、イライラや不安、些細なことで怒るといった症状が現れやすい。実際に暑い環境の中にいなくとも、外の強い太陽光のせいで気分がイライラする場合もある。

 専門家は、精神的な熱中症にかかった場合、積極的にメンタル面の調節を行う必要があるとの見方を示す。陳副主任は「大海原や森林など、心が安らぐ光景を想像し、気持ちを落ち着かせると良い。心が静まれば自然と涼しく感じると言うが、まさにその通りだ」と語る。

 精神的な熱中症を引き起こす原因は、身体の環境への適応能力が低いためだ。このため、高温の日はできるだけ休みをとり、飲食のバランスに注意し、栄養をきちんととるべきだ。

 陳副主任は「夏は激しい運動を減らし、ウォーキングなどの軽い運動にするべき。脂っこい食事はできるだけ控え、あっさりした物を多く取るようにすれば、夏ばてを防止できるだけでなく、食欲増進にもつながる。また、水分を多くとることで体温を調節し、血液循環を改善できる。ただし、冷たい飲み物は控え、新鮮な野菜や果物、緑茶などを多くとると良い」とアドバイスする。(編集SN)

 「人民網日本語版」2013年8月7日

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:0

   

最新コメント
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古