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北京、人口が2000万人突破 生活費高騰で一時的居住者は減少

 北京市統計局は17日、同市に属する16区・県の2012年主要統計データを発表した。新京報が報じた。

 同統計によると、同年、北京市の定住者(北京戸籍の人と北京に半年以上住んでいる一時的居住者を含む)の数が2069万3千人に達した。うち、北京戸籍の人の数は、前年比19万6千人増の1297万5千人だった。一方、一時的居住者の数は前年比41万6千人減の784万2千人だった。専門家は、北京の生活費が高騰している事がその主な原因と分析している。

定住者2000万人超、05年比500万人増

 統計によると、2005年、同市の定住者の数は1538万だった。つまり、この7年の間に定住者が531万3千人増加したことになる。そのうちの半数が房山区や通州区、順義区、昌平区、大興区の都市発展新区5区に集中している。

 区別に見ると、東城区や西城区で一時的居住者の数が約10万人増加したほか、都市発展新区5区もそれぞれ増加した。一時的居住者が減少したのは、主に海淀区や朝陽区、豊台区で、それぞれ42万人、30万人、7万人減少した。

分析

 一時的居住者の数が減少していることに関して、北京大学社会学学部の陸傑華・教授は、「政策による制限や環境汚染、生活費などが主な原因。また、流動人口が郊外に分散したことも挙げられる。その主な原因は、発展新区は生活費が比較的安いことに加え、地下鉄の建設が進み、交通の便が良くなったこと」と分析している。

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