中国、TVショッピング広告のさらなる監督強化へ
中国国家新聞出版広播電影電視(ラジオ・映画・テレビ)総局の報道官は30日、総局が29日に発表した「衛星テレビで放送されるテレビショッピング短編コマーシャルに対するさらなる管理強化に関する通知(以下、『通知』と略)」にもとづき、毎日午後6時から午前0時の時間帯は、各衛星テレビ局におけるテレビショッピングコマーシャルの放映を禁止すると発表した。1日に放送されるテレビショッピングのコマーシャルは、1時間あたり1本までとし、各コマーシャルは3分以内とする。同一商品または同一内容のコマーシャルの放送回数は、1日3回までとする。人民日報が伝えた。
「通知」は、コマーシャル放送形式を厳格に規範化するよう求めている。具体的内容は次の通り。
○テレビショッピングのコマーシャルを放送する際には、司会者を起用した宣伝を行ってはならず、「呼び売り」方式の誇張したアフレコ、語調、動作も禁止する。
○テレビショッピングのコマーシャルには、報道、ニュース取材、現場取材などの方法やニュース素材・資料など用いて宣伝を行ってはならない。
○「豊胸」「ダイエット」製品の宣伝に、「整形」「矯正」「脂肪溶解」「脂肪燃焼」などの言葉を用いてはならない。
○画面右上に、「広告」という字を明確に表示すること。
同局はここ数年、テレビショッピングのコマーシャルに対する管理を強化し続けており、繰り返し文書を出し、内容に偽りのある規則違反広告を取り締まってきた。だが、一部の衛星テレビでは、依然として誇張広告や虚偽広告が長時間繰り返し放送されており、視聴者の利益を損ない、社会におけるテレビコマーシャルに対するイメージに悪影響を及ぼしている。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年10月31日