中国、プライベートジェットのライセンス取得条件が緩和
より多くの人にパイロットの夢をかなえてもらおうと、中国の民用航空局はこのほど、プライベートジェットライセンスの取得基準を緩和した。人民日報海外版が報じた。
パイロットのライセンスには自家用操縦士、事業用操縦士、定期運送用操縦士などがある。自家用操縦士とは報酬を受けないで、無償の運航を行う航空機の操縦を行うことで、主にプライベートジェットを使ったレジャーなどに用いられる。中国の最新の発表によると、同ライセンスを取得するための条件は、▽満17歳以上▽中学卒業以上の学歴▽身体検査に合格▽相応の理論学習▽飛行訓練を修了▽相応の試験に合格--などだ。
一方、自家用操縦士のライセンス所有者が事業用操縦士になりたい場合は、一定の飛行時間を積み重ねた後、相応の訓練を受けて事業用操縦士のライセンスを取得するか、「民用航空器操縦士学校合格審定規則」の規定を満たしている航空学校で訓練を受け事業用操縦士のライセンスを取得する必要がある。
ある専門家は、自動車の運転免許証を例にし、「自家用操縦士のライセンスは、最も一般的な第一種運転免許のようで、主に自家用に用いる。一方、事業用操縦士のライセンスは、人を乗せて報酬を得る業務用の第二種運転免許に例えられる」と説明している。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年11月28日