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新疆柯坪地震:死傷者なし 約2千人が一時避難

 新疆維吾爾(ウイグル)自治区阿克蘇(アクス)地区の最新災害統計データによると、1日に同地区柯坪県で発生したマグニチュード(M)5.3の地震によって、住宅468棟が倒壊・損傷したが、2日12時の時点で、死傷者は報告されていない。被災した住民2千人あまりが一時避難を行い、避難所に落ち着いたという。新華網が伝えた。

 最新の災害情況報告によると、今回の地震で柯坪県内5つの郷・鎮が被災し、住宅468棟が倒壊または損傷の被害に遭い、被災面積は約1万1千平方メートル。このほか、羊小屋185カ所も被災した。

 地震発生後、アクス地区と柯坪県は直ちに震災緊急対策措置を発動、被災者救援物資費用として50万元(約850万円)を割り当てた。石炭、組布団、テントなど生活用品を調達・輸送し、幹部を組織して被災状況に関する全面調査を実施、避難所を準備した。迅速な手配により、400数世帯の住民約2千人が、安全な避難所に落ち着くことができた。

 柯坪県は塔里木(タリム)盆地西端の天山山脈にあり、新疆でも地震が最も頻繁に発生する地域のひとつ。今回の地震の震央は、県政府所在地から23キロメートル離れた地点。震央から100キロメートル以内の地域では、M5以上の地震がこれまでに30回発生しており、このうちM6以上は4回起こっている。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年12月3日

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