中国32都市圏の建設計画が明らかに　2030年完成予定 (2)

○目標は多層型・開放型都市圏システムの構築

　専門家は、「中国の都市圏発展目標は、各都市を集結させるという手段を用いた都市発展目標であり、2030年までに、多層型・開放型の都市圏システムを構築することを目指している」と指摘した。

　多層型都市圏には、以下3つの内容が含まれる。

　１　都市の規模

　都市ベルト、都市圏、大型都市、超大型都市、特大都市、大都市、中型都市、小型都市、小城鎮、居住拠点都市など規模の異なる各タイプの都市を発展させる。

　２　空間に及ぼす影響

　都市は、自然成長的に発展する性格も備えており、世界都市や国際都市、国家レベル都市や市・区レベル都市がすでに存在している。

　３　都市の機能

　レベル別に分化する傾向を呈しており、一部の都市は、近い将来、グローバル経済をコントロールし、管理する中心的な役割を果たし、世界トップクラスの都市となると予想される。その一方で、管理・サービスや生産・生産加工を主要機能とする中・低級都市としての役割が確立する都市も完成する見込み。

　専門家は、「都市間の交流・協力はいっそう緊密になり、国内都市同士や海外都市との交流・協力はさらに深まり、拡大する傾向にある。中国の都市システムは、グローバル都市システムと融合し、内部への開放と外部への開放が結合した全面開放的な都市システムが形成されるだろう」との見方を示した。（編集KM）

　「人民網日本語版」2013年12月17日