8日夜、北京では最低気温がマイナス9℃まで下がり、年初来の最低気温を記録した。8日は中国の「臘八節(旧暦12月8日)」だった。中国人は、厳しい寒さを乗り越えるため、「臘八粥」を食べて心身を温める習慣がある。「三九(1年で最も寒い時期)」に入った9日は、最高気温が1℃と予想されている。新京報が報じた。
8日午前11時、北京市街地の気温はまだ氷点下だった。臘八節のこの日、太陽の日差しは心もとなく、午後になって気温はやや上がったが、最高気温は0℃前後、市民の手はかじかみ、顔も凍てつく寒さだった。旧暦師走8日のこの日、北京だけではなく、全国18省(自治区・直轄市)で気温が大幅に下がり、一部地域では前日より10℃以上も下がった。
強い寒気の影響を受け、9日の北京の最高気温も1℃までしか上がらない見込み。最低気温はマイナス9℃まで落ち込んだ上、北風から変わった2、3級の南風が吹き、体感温度はいっそう低下した。外出時は、帽子・手袋・マフラーが絶対に欠かせない。
本日9日は「三九」の1日目にあたる。昔から、「一年で最も寒い三九」「三九と四九は氷の上を歩くことができる」と言われているように、年間で最も寒いシーズンがやって来た。くれぐれも暖かくして過ごすよう心がけよう。
居座る寒気の影響で、9日は大気汚染物質の拡散に好条件となり、大気の質は全体的に良好なレベルが続く見込み。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年1月9日