北京、30年ぶり最低気温更新か 「人類滅亡の日」とは無関係
北京は今週末、さらなる「極寒」に見舞われる見込みだ。22日夜から23日明け方にかけての最低気温は、マイナス15℃前後まで下がり、この冬一番の寒さが訪れる見通し。最低気温は、過去10年の12月最低記録気温マイナス13.5℃を下回ると見られる。さらに、30年ぶりに12月最低記録気温マイナス15.2℃を突破する可能性もある。北京晨報が伝えた。
■過去10年の最低記録気温突破の可能性
北京市気象局の専門家によると、22日から24日にかけて、市内では大幅に気温が下がる見通しという。22日夜から23日明け方の最低気温はマイナス15℃前後まで下がり、この冬一番の寒さとなる見込み。気象専門家は、過去10年の12月最低記録気温マイナス13.5℃を突破する可能性が高いと予想している。
■厳しい寒さと「人類滅亡の日」は全く無関係
中国中央気象台19日、今冬一番の寒気が中国大陸部に近づいていると発表した。北部と東部の一部では、今冬の最低気温まで下がり、このうち北京の最低気温は、過去10年の12月最低記録気温マイナス13.5℃を下回り、さらには、30年ぶりに12月最低記録気温マイナス15.2℃を突破する可能性もあるという。北京の12月の観測史上最低気温は、1966年12月27日に記録したマイナス18.3℃。
今回の強烈は冷え込みが、ちょうど2012年12月21日と重なることから、最近噂が絶えない例の「予言」を思わず連想する人もいるだろう。中央気象台首席予報官の張芳華氏は、「12月下旬は、例年寒さが厳しくなる時期だ。各地でこの冬一番の最低気温を記録しているが、それらが軒並み、観測史上最低をマークしているわけではない。ましてや、いわゆる『人類滅亡の日』とは全く関係はない」と強調した。
張氏は続けて、「今回の気温低下をもたらす寒気団は、非常に大型ではあるが、本質的には、あくまでも一過性の天気であり、寒さが長く続くことはない。降雪については、今回の寒気によってもたらされる雪は比較的少なく、ほとんどの地域では積雪わずか1ミリメートルほどで、結氷することもないだろう。これらから見て、2008年に発生した結氷・雨雪による災害が再び起こることはない」と分析した。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年12月20日