春節(旧正月)が迫っている。行き遅れた独身男女にとって、帰省は、「どうしてまだ結婚しないの」と迫られる「尋問の苦しみ」が再び待ち受けていることを意味する。ある27歳の独身女性は最近、出会いから恋愛・結婚までを一気に成し遂げようという思惑から、「独身からの脱出法」と銘打ったネット上の書き込み(いわゆる「脱単攻略」)を膨大な時間を費やして読破した。荊楚網が伝えた。
しかし、アンケート調査に答えた人のほとんどは、「ネット上の攻略法は実用的ではない。『土豪』(金遣いが荒く品のない金持ち)や『高富帥』(長身・金持ち・イケメン)といったタグで溢れかえっている」と、否定的な意見だ。専門家は、「攻略法を書く人すべてが真面目に書いたとは限らない。読む側も、あまり真に受けてはならない」と警告している。
○「独身脱出法」は百花繚乱
春節が近づくにつれ、武漢オプティクスバレーで働く独身女性の肖さんは、焦りを募らせている。「年越しは、まるで牢屋に入れられるような気分だ。親戚一同による『共同尋問』から逃れるために、急いで彼氏を見つけて実家に連れて帰らなければ」-恋愛下手だと自認している彼女は、そのハンディをカバーするためには「理論的知識」と「成功体験」が必要だと痛感、「独身脱出法」をネット上で検索するのに毎日2時間以上を費やしたという。
しかし、探してみて驚いた。肖さんは、著名なウェブサイト、BBS、微博(ウェイボー)、微信(スマホ用チャットアプリ)など数ある主流のSNSサイトに、極めて多種多様の「独身脱出法」があり、検索率と推薦率がこのところ顕著に増加していることを知った。また、書き込みの多くには、「土豪」や「高富帥」といった人気のあるタグが貼られていた。
肖さんから記者に転送されてきた人気の書き込みには、「嫁ぐのに成功した人が教えるテクニック10カ条」「土豪と知り合うチャンスを作るには」「永遠に高富帥を釣り上げられない間違った8つの恋愛観」「金持ちを恋人にする方法」「売れ残り女性が結婚相手をゲットするためのバストアップ法」など。これらの書き込みには、「相手にどうやってここに来たのかを尋ねると、マイカーの有無が分かる」「ここにくるまでにどのくらいの時間がかかったのかを尋ねると、どのあたりに住んでいるのかほぼ見当がつく」などといった秘策が示されていた。