チャットアプリ・微信 マーケティング利用に注目集まる (3)
■微信の効果的なマーケティングとは?
微信は2011年の年初に発表されると、登録ユーザー数が14カ月間で1億人以上に達し、1億人から2億人突破までには半年もかからなかった。今年1月には、ユーザー数が3億人を突破した。
微信ユーザー数の急増に伴い、マーケティング界では「これまではミニブログの公式アカウントがなければアウトとされていたが、今や微信の公式アカウントがなければアウトとされる」という言葉が流行している。
微信マーケティングの専門家の王雄氏は、「ミニブログが大きな広場だとするならば、微信は大きな輪のようなものだ。微信のユーザーは簡単かつ迅速に、情報をウイルスのように拡散させることができる。この機能により、微信によるマーケティングが可能になる。マーケティング効果の向上に伴い、微信によるマーケティングが人々の生活に浸透するだろう」と語った。
王氏はまた、「微信によるマーケティングは、上手にやらなければマイナス効果が生じる。単純に割引や販促の情報を大量に発信すれば、ユーザーにジャンクと判断され、反感を引き起こす。そのため企業側は流行だからといって単純に微信の公式アカウントを開設するのではなく、自社が目標とするユーザー、潜在的な顧客がどこにいるかを突き止めるべきだ。これができないならば、使わないほうがましだ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月12日