ボアオ・アジア・フォーラム、中国の改革・都市化に注目 (2)
都市化の進展は、中国経済の長期的な持久力と定義されたため、今後さらに推進されることになる。報道によると、中国国家発展改革委員会が中心になり、中国財政部(財政省)、中国国土資源部(国土資源省)、中国住房・城郷建設部(住房・城郷建設省)など10以上の部・委員会と共同編成した「全国の健全的な都市化発展促進計画の綱要(2011-2020年)」が、間もなく発表される。第1稿の中では、都市化の経済成長に対する効果が、今後10年間で40兆元の投資をけん引するとされた。
2012年12月に開かれた中央経済工作会議は、「都市化は中国現代化建設の歴史的な任務であり、内需拡大の最大の潜在力を持つため、都市化の健全な発展を積極的に指導するべきだ」とした。今年の政府工作報告は、「戸籍制度・社会管理体制・関連制度の改革推進を加速する」とし、初めて「自由な移転」という言葉が用いられた。
開催を目前に控えたボアオ・アジアフォーラムで、改革紅利と都市化は、出席者の議論の焦点になるだろう。ボアオ・アジアフォーラムの竜永図・元事務局長は、「中国経済は今後も高度成長を維持する。戸籍および農村土地制度改革は最大のボーナス、経済・社会発展の最大の原動力になる」と語った。
竜氏は、「都市化は重大改革により刺激する必要がある。初めに取り組むべきは、都市部の戸籍制度改革、年金・教育・衛生など一連の国民生活の課題の改善だ。次に請負地・宅地などに関する一連の農村土地制度の改革が必要だ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年4月2日