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携帯NFC決済サービス 中国で大流行か (2)

 業界関係者は、「多くの外部環境が改善されており、携帯電話のNFC決済産業の発展にさまざまな利点がもたらされている」と指摘した。まず標準を巡る対立が終了し、通信キャリアは後顧の憂いがなくなった。易観コンサルティングの閻暁佳アナリストは、「中央銀行が2012年12月に発表した中国金融モバイル決済シリーズ技術標準により、13.56MHzのNFC技術標準が確定した」と語った。次に、NFCモジュールを搭載したスマートフォンが急速に普及している。NFC決済サービスを利用するためには、NFCモジュールを搭載したスマートフォンが必要になる。データによると、2012年のNFC携帯電話の販売台数は1億2000万台に達し、世界のスマートフォン販売台数(5億4500万台)の18.7%を占めた。さらに、POS端末機の大規模な改造により、受け付け環境が改善された。資料によると、中国銀聯と各商業銀行の積極的な推進を受け、全国範囲で120万台の決済サービスを利用できない端末の改造が完了した。ユーザーは今後、「閃付」のマークがあるPOS端末で、携帯電話による決済が利用できる。

 中央財経大学の民生経済研究センターの李永壮主任は、「携帯電話のNFC決済の発展には、川上の携帯端末メーカーに働きかけ、NFCモジュールを搭載した製品を生産させなければならない。またアプリの中でサービスを多元化させる必要がある。通信キャリアは携帯メーカー、銀行、交通、地下鉄、ガソリンステーション、スーパー、デパートと合理的な提携・分配方法を講じるべきだ。産業チェーンの統合能力は、商品の勝敗を左右するだろう」と指摘した。

 その他に、安全性もNFC決済産業の生死に関わる大問題だ。艾媒コンサルティングの張毅CEOは、「携帯電話によるNFC決済を、ICチップ搭載カードのように安全にしなければ、ユーザーの信頼を勝ち取ることはできない」と指摘した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年5月14日

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