北京で女性墜落死、人だかり発生 原因は調査中
8日午前10時ごろ、北京市豊台区にあるショッピングセンター「京温商城」の前に大勢の人が集まり、市公安局が大量の警察力を動員し、集まった人々を分散させた。
8日午前10時ごろ、北京市内のショッピングセンター「京温商城」の前に大勢の人が集まった。北京市公安局は大量の警察力を動員、集まった人々を分散させ、騒ぎをおさめた。3日早朝、22歳の安徽省出身の女性が京温商城の屋上から墜落して死亡するという事件が起こった。8日、死亡した女性の家族や同郷の人々が、呼びかけ合って京城商城前に集まり、この墜落死に対する警察の対応を問題視して不満の声を上げ、現場に多くの人だかりができた。
市警察は8日午後3時30分、「京温商城女性墜落死に絡む警察の調査状況に関する通達」を発表。通達によると、3日午前5時ごろ、「京温服装商城の地下車庫の出口に女性の死体がある」との通報があった。ただちに管轄派出所の警官、刑事、治安・法医学技術担当者が駆け付け、現場検証を進めた。
調べによると、墜落死したのは安徽省巣湖市廬江県出身の袁さんという22歳の女性で、京温服装商城で働いていた。訪問調査や現場での聞き取り調査、周辺の監視カメラに映っていた映像を解析したところ、袁さんが2日夜、一人でこの建物に入り、翌3日午前5時に屋上から墜落するまでの間に、他人と接触した形跡はなく、現場検証でも遺体に不審な点は見当たらなかった。警察は現在、より詳しい調査を進めている。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年5月9日