中日携帯アプリが売春の温床に メディアが管理徹底を呼びかけ
日本のスマートフォン向け無料通話・メッセージアプリ「LINE(ライン)」は中国のチャットアプリ「微信」や出会い系携帯アプリ『陌陌(momo)』などと同じくわいせつで不健全な状況に陥っている。「毎日新聞」の調査によると、LINEには「暇すぎー。誰か絡もー」「泊めてくれる人いませんか?メッセージ下さい!」といったようなコメントがあふれているという。「環球網」と「人民網」が伝えた。
このような状況は中国でも起きている。現在、LINEに似たチャットアプリは売春組織が客引きを行うツールとなっている。中国中央テレビ(CCTV、日本のNHKに相当)はこのほど、「記者調査 携帯チャットアプリが売春客引きツールに」と題して、携帯チャットアプリに潜む問題を報道した。ニュースの中では、「微信」や「QQ」、「陌陌(momo)」などの多くの人気携帯アプリの名前が挙がった。売春する人は一般的に携帯の「付近にいる人」を検索して客引きを行う。紹介文や写真も非常に露骨だ。
「売春婦」は「微信」で大量の写真をアップロードし、オンラインのユーザーを探す機能を使って周辺のアプリ利用者を検索し「友達」に指定する。その後、チャット機能を使って「友達」に対して客引きを行い、価格や時間、場所を相談した後、売春を行う。
スマートフォンのチャットアプリは、手軽に友達がつくれる反面、数多くの違法行為も引き寄せている。メディアはアプリ開発者に対し、アプリ機能に制限を設けるよう呼びかけている。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年5月9日