中国のApp Store 最低販売価格が8元に (2)
アップル社製品の利用者に取材したところ、今回の価格調整が実施されても、中国の利用者にそれほど大きな影響は与えないことがわかった。アップルのヘビーユーザーによると、買うべきアプリであれ、買おうとするアプリであれ、有料アプリの使用感は無料アプリとはくらべものにならないからだという。
中国モバイルインターネット産業連盟の李易秘書長(事務局長)によると、中国の利用者の支払額がApp Storeで占める割合は小さく、中国エリアのApp Storeでの売上高が世界に占める割合は中国の世界における経済的地位と釣り合っていない。中国エリアで有料アプリを購入する利用者は価格の変化にそれほど敏感でないため、価格を引き上げればアップル社の中国エリアにおける売上高が増加することになるという。
また価格引き上げにはアップル社のアプリを開発する中国の開発者が受け取る収入がより多くなるという意味もあり、そうなれば開発者は中国語アプリの開発に一層力を入れるようになると期待される。李秘書長によると、中国市場では大した収入が期待できないため、中国語版アプリを開発しようとするアプリ開発者がどんどん減っているという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年7月1日