北京市が大気汚染防止に本腰 マイカー購入を制限 (2)
◆公共交通機関の発展、新エネルギー車を普及
自動車の保有台数を抑制した後、市民の外出の需要を十分に満たすため、北京市は公共交通機関の発展に力を注ぐ。
2013年、北京中心区における公共交通機関を使った外出の比率は46%に、全市軌道交通の運営距離は456キロに達した。北京は今後数年間に渡り、地上・地下の公共交通機関の建設を大々的に発展させ、集約化外出の比率を高め、自動車の一人当たり排出量を削減し、新エネルギー・クリーンエネルギー車の使用を積極的に促進する。
2017年までに、中心区における公共交通機関を使った外出の比率を52%に高め、自動車などの乗り物による外出に占める公共交通機関の比率を60%以上とし、全市の新エネルギー・クリーンエネルギー車の使用規模を20万台とする。
◆ガソリン製品の新基準、汚染物の排出を削減
北京市環境保護局が2012年に発表したモニタリングデータによると、自動車が排出する窒素酸化物が全市の排出量に占めた比率は58%に、揮発性有機化合物は40%に達し、自動車の排気ガスが形成したPM2.5は、PM2.5の放出源の22.2%を占めた。
汚染物削減に向け、北京市は2014年より第6段階車用ガソリン地方基準の制定を開始し、2016年の施行を目指す。
北京市は今後5年間で、100万台の古い車両を処分する。うち、2014年以降は、排ガス基準をクリアしていない古い車両による六環路内および近郊の区・県・県政府所在地の通行を禁止し、2015年に全面的に処分する。
車両のエネルギー構造の調整などの措置により、北京市は2017年に車用ガソリンの総量を、2012年比で5%以上減少させる。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年9月4日