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383プランが示す改革の提案 国民の声を反映 (2)

 三中全会が目前に迫っているが、中国の新たな改革計画が制定されるため、具体的な改革の内容に関する噂が錯綜している。その一部は事前に降る「小雨」(改革の先触れ)の可能性があるが、一部は採用されるとは限らない提案で、さらには一部のグループの希望に過ぎない場合もある。それにも関わらずこの希望が世論の場に置かれ、逆に改革を迫ろうとしている。

 三中全会は改革に対して歴史的な強い推進力を形成し、そのために歴史に記録されることだろう。中国共産党第十八回全国代表大会の招集後、新指導部は異なる角度から改革継続の重大な意義を論じ続けている。世論は新たな改革のスタートに対して、この一年間で多くの下準備を完了しており、「深い改革」が実施されようとしている。

 また中国の新たな改革は民意に対する反応であるが、ネット上の世論に影響され、それに故意に迎合することはない。新たな改革は中国社会を奮い立たせるが、新たな反発も不可避となる。中国が改革のために改革に取り組むことはない。改革の評価は大多数の人の受ける印象、改革が中国にもたらす変化によって決まる。これを見定めるには、時間が必要だ。ネット上の称賛に対する過度な注目は、軽率の感がある。

 国務院発展研究は「383」プランにより、改革に対する全面的な提案を示した。このような提案に対する議論の公開が進められており、議論の参加者にはシンクタンク、個人、それから一部の「グループ」が含まれる。ネットはその議論の場となっている。この議論を秩序化させるためには、その公開を進めるだけではなく、多くの提案が採用されないことに社会が徐々に慣れる必要がある。そうすることにより、民主主義が相対的に完全なものになる。

 中国は巨象であり、目を開いてはいるが、局部にしか目が届かないことが多い。中国はいかに改革を進めるべきかという問題に対して、「自分が最も良く分かっている」と思い込むべきではなく、この国がさまざまなルートを通じて集めた全国民の知恵を信じるべきだ。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年10月31日

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