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中国のぜいたく品消費は世界の半分 理性的傾向も (2)

 ▽消費者はますます理性的に

 今、中国人消費者は理性的な傾向が強まり、これまでのようなブランド信仰はみられなくなっている。同研究院が中国の資産家4650人を対象に行った調査研究によると、トップブランドの多くが中国人消費者の間で人気がなくなっており、特に高額の資産をもつぜいたく品の中核的消費者の間で不人気だ。調査会社・尚普諮詢のぜいたく品産業アナリストによると、13年の中国ぜいたく品市場は徐々に理性的な方向に向かい、ぜいたく品の購入者が社会のエリートから中産階級へと少しずつ変わってきているという。

 趙副主任によると、中国市場のぜいたく品消費規模が拡大を続けているが、増加幅は縮小している。過去数年間は増加率が20-30%だったが、現在は1けたの伸びにとどまる。増加幅の縮小は消費文化の変容と関係がある。まず外的要因を考えると、国が「三公消費」(公費による外遊、公務接待、公用車の購入・使用)を制限し、社会的にぜいたく品消費を歓迎するムードがなくなりつつあることがある。次に内的要因を考えると、ぜいたく品が中国に入ってきてから5年ほど経ち、成金的な消費文化が一度は浸透したものの、その後は落ち着いた、控えめな、質と中味を重視する消費文化へと変わっていき、ぜいたく品消費が急速に成熟したことがある。それから海外に行ってぜいたく品を購入する人の増加が挙げられる。国内外の価格差が大きいことから、海外での買い物ルートがますます増えているという。

 また調査研究によると、ぜいたく品ブランドの大衆化とファッション化の傾向が強まっている。消費者が徐々に成長し、ビジネス社会で情報の透明性が高まるのに伴い、ぜいたく品の利幅は前よりも小さくなり、多くの消費者がぜいたく品のコストパフォーマンスを重視するようになってきたという。

 ▽これからのぜいたく品消費は落ち着いた控えめなものに

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