北京に世界最大のワイン取引センターを
北京市人民政府国有資産監督管理委員会が19日明らかにしたところによると、長らく準備が進められてきたワインの取引センター・北京国際葡萄酒交易所が、今月初めに登録を終えて正式に発足した。世界で最も大きく最も影響力のあるワイン市場の取引センターになることを目指すという。「新京報」が伝えた。
▽手数料は売買双方から2%ずつ
同センターは登録資本金が1億元で、うち北京市直属の国有企業である北京一軽持ち株有限責任公司が3千万元を出資する。このほかの出資者には中糧酒業有限公司、中信国安葡萄酒業株式有限公司、北京産権交易所(知的財産権取引所)、北京海航置業有限公司、信達投資有限公司などがある。一軽持ち株によると、これらの企業が出資することにより、同センターは資源、資本、ルート、物流などで一定の優位性を備えることになるという。
同センターのサイトをみると、赤ワインの指し値や呼び値の情報が大量に表示され、価格は数10元から数千元までとさまざまだ。同センターで口座を開設して会員になると、取引システムの顧客端末を通じて競売に参加することができる。取引が成立すると、売買双方はそれぞれ成約額の2%を基本取引サービス費として同センターに支払うことになる。