人民銀 中国銀行台北支店に人民元決済業務を認可
【中日対訳】 中国人民銀行(中央銀行)と中国銀行台北支店は25日に北京で、人民元の決済業務をめぐる合意に調印した。合意に基づき、人民銀は同支店に台湾地区での人民元決済行の権限を委譲し、同支店は加入者向けの人民元業務を取り扱い、清算・決済サービスを提供することになる。中国新聞社が伝えた。
この動きは両岸間の通貨決済メカニズム構築という新たな突破口を開いたとされ、また中国銀行がクロスボーダー人民元決済業務の進展を加速させる重要な動きでもあるとみなされる。
中国銀行関連部門の責任者が25日に述べたところによると、同行台北支店は人民元決済行業務の需要を踏まえて、人員、システム、商品、プロセスなど各方面で十分な準備を進めてきた。
同支店は今後、人民元決済業務に必要な手続きを完了させ、台湾地区の主管機関が開催する人民元決済業務説明会をサポートし、各加入者と決済・清算合意を結んで、加入者に清算・決済用口座を開設し、できるだけ早く人民元決済サービスをうち出す予定だ。
また中国銀行によると、台北支店はクロスボーダー人民元業務を取り扱う中国銀行の強みを十分に発揮し、加入者に公平で迅速、正確で専門的な人民元清算・決済サービスを提供するという。
人民銀は2012年12月11日に公告を出し、「海峡両岸通貨清算協力覚書」の関連項目に基づき、評価審査を踏まえて、中国銀行台北支店を台湾地区における人民元業務決済行に指名したことを明らかにした。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年1月28日