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春節とバレンタインデーが「衝突」 ネット通販に影響も

 春節(旧正月、今年は2月10日)期間、宅配業者の「半休業」状態により、バレンタインデーのネット通販市場に影響が生じる可能性が高い。本紙記者が5日取材したところ、今年のバレンタインデーは春節の長期休暇と重なるため、宅配業者の輸送力が不足し、例年のバレンタインデー期間にネット通販でよく売れるチョコレートや花束などのプレゼントが、巻き添えを食う可能性があることが分かった。北京商報が伝えた。

 淘宝を閲覧したところ、手作りチョコレートを手がける店舗の多くは「休暇に関する連絡」を掲載しており、2月17日頃に運営を再開するとしている。ネット通販の消費者は春節期間、通常通りに出荷できるが割高な順豊速運(S.F. Express)かEMSを選択するしかない。これらの企業はまた、サービス料を別途求める可能性がある。淘宝網の某店主は、「春節期間に宅配業者の多くは半休業状態になるため、手作りチョコをオンラインで購入しようと計画していた消費者は、実店舗で購入するしかない」と語った。

 業界関係者によると、チョコレート大手は今年、バレンタインチョコのセット商品を販売しており、価格は約100元(約1500円)と、昨年とほぼ同水準だ。しかし春節期間に多くの宅配業者が半休業状態になるため、ネット通販を利用する場合はEMSか順豊速運しか選択できず、配達料金が割高になり消費者の負担が増す。ショッピング検索サイト「幇5買」のデータによると、チョコレートの取引件数は先週より2割減少しており、前年同期比で約3分の1減となっている。同サイトの関係者は、「今年のネット通販によるチョコレートの取引件数は、春節期間にさらに減少する」と予想した。

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