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淘宝の2店舗オーナー 海外代理購入の脱税で有罪

 上海市第一中級人民法院(地裁)は25日、インターネットショッピングサイト淘宝の店舗のオーナー2人に対し、海外で代理購入した大量の商品について税金を逃れ、一般貨物密輸罪を犯したとの一審判決を下した。上海市で海外での代理購入に絡んだ脱税・密輸の刑事事件に判決が下された初のケースであり、違法な海外代理購入に警鐘を鳴らした。新華社が伝えた。

 今回有罪の判決を受けた2人のオーナーはいずれも1980年代生まれで、どちらも懲役1年、執行猶予1年6カ月の判決を受けた。1人には10万元、もう1人には8万1千元の罰金が科され、差し押さえられた密輸商品は没収された。

 上海税関は次のように警告する。旅行客が海外で買い物する場合、その数量は自分で利用することを前提とした合理的な範囲に収まっていなければならない。利益獲得を目的とした海外代理購入が密輸の「高圧線」に触れれば、法律・法規によって罰せられることになる。

 2012年4月9日、被告人の范琳(仮名)は韓国・ソウルから上海浦東国際空港に到着した際、「申告するものなし」のゲートを通った。上海税関の職員が確認したところ、范の携行する2つのキャリーバッグと4つのカバンから、化粧品386点、ファンデーションケース18個、光線治療器7台、カバン40個、携帯電話ケース2個、皮の財布15個、腕時計5個が出てきた。范の供述によると、化粧品、ファンデケース、光線治療器は友人の劉欣欣(仮名)に頼まれて国内に持ち込んだもので、残りは自分の経営する淘宝網の店舗で販売する予定だったという。鑑定の結果、范が持ち込んだ商品は合理的な量を上回っており、脱税額は8万元を超えたことが明らかになった。

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