聯通 IPテレビで料金引き下げキャンペーン
北京聯通はこのほど、IPテレビ業務で料金引き下げによるキャンペーン活動を行うことを明らかにした。発表の日から今年12月31日まで料金を大幅に引き下げ、20メガバイト(MB)光回線・ブロードバンドの契約者には高精度セットトップボックスをプレゼントするほか、IPテレビの利用料金を無料にする。10MBブロードバンドの契約者がIPテレビを利用する場合は、一月当たり15元の技術料が必要になる。「新京報」が7日伝えた。
現在、北京聯通のIPテレビ業務には20MBと30MBの2つのパックがある。20MBのパックは、10MBのインターネット回線と10MBのIPテレビ専用のブロードバンド回線がセットになっており、テレビの基本キット、無制限のネット接続、一月あたり300分の国内通話が含まれる。30MBのパックは、20MBのネット回線と10MBのIPテレビ専用ブロードバンド回線がセットになっており、その他のサービスは20MBのパックと同じだ。IPテレビ業務ではブロードバンドとIPテレビの通信速度を別々に設定しているため、IPテレビがネットの通信速度に影響することはない。
北京聯通のIPテレビ業務では、高精度のテレビチャンネル10チャンネル、一般のテレビチャンネル100チャンネル、双方向の教育番組1千本、カラオケ番組1千本、10万時間分の映画プログラムを放送する予定だ、高精度・一般のチャンネルだけでなく、オンライン・リクエスト番組などのコンテンツ提供も予定しており、ニュース番組、映画の天地、テレビドラマ劇場などの番組がある。またIPテレビを通じて、各種申し込みの予約、電車の空席照会、飛行機の予約、レストランの予約といった便利なサービスも提供する予定という。
▽用語解説「IPテレビ」
IPテレビではテレビもネットも見られる
IPテレビは俗にネットテレビといわれ、3つのネットワーク(テレビネットワーク、通信ネットワーク、インターネット)融合における代表的な業務だ。テレビ回線またはブロードバンド回線をテレビに1本つなげば、テレビも見られるしネットにも接続できる、というものだ。
北京は国内3ネットワーク融合の第一期テスト都市であり、国内で最も速く集積業務と放送業務が分かれたIPテレビのプラットフォームが構築され、総合プラットフォームとの連結が実現した都市だ。
昨年7月、中国網絡電視台、北京電視台、北京聯通は北京でIP業務の協力合意に調印した。合意の規定によると、中国網絡電視台と北京電視台は主にIPテレビ業務のコンテンツの集積と放送のプラットフォームの構築を担当し、北京聯通は主にIPテレビの伝送・分散放送のネットワーク構築を担当する。これはつまり、北京のIPテレビの集積・放送プラットフォームが北京聯通のIPテレビ伝送ネットワークを通じて利用者の元まで届くということだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年7月8日