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中国の4G標準TD-LTE、なぜ成功できたのか

 中国独自の3G標準・TD-SCDMAが国際標準として定められた時、反響はごくわずかだった。TD産業連盟の楊◆秘書長は当時を振り返り、「国際標準会議でTD-SCDMAの話題が始まったとたん、外国人はコーヒーを飲みに出て行ってしまった。彼らは中国の標準は商用化しないと考えており、話し合いにも参加しなかった」と語る。人民日報が伝えた。

 当時、中国企業が開発できたのはモバイル通信システムのみで、携帯電話用チップ、検査装置、携帯端末といった重要設備は開発できず、ローエンドの加工製造に企業が集中していた。通信キャリアも新技術の運用経験がなかった。4G国際標準・TD-LTEの知的財産権を有する大唐電信集団の陳山枝副総裁(チーフエンジニア)は「標準は産業あってこそのもの。産業のサポートがなければ標準はただの空文になってしまう」と語る。

 中国企業が主導となって開発した4G標準・TD-LTEは、2012年初旬に2つある4G国際標準の1つに定められたが、今回は3Gの時とはうって変わって大きな反響があった。昨年11月の時点で世界59の通信キャリアが商用化計画に参加し、12のキャリアがすでに商用化を実現している。

 「追随する3G」から、「リードする4G」へ。この過程を目にしてきた陳副総裁は、「中国のモバイル通信技術と産業チェーンはこの10年間で大きく進歩した。大唐電信を代表とする中国企業の技術力はより一層向上し、国際標準の制定規則をしっかりと理解し、柔軟に活用することができた。さらに中国は莫大な市場を有しており、国際協力もますます頻繁化・緊密化している。これらの要素により、中国の4G標準は今回、世界を納得させることができた」と語る。

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