三大インターネット企業がM&Aを同時発表
中国インターネット業界における3つの合併買収(M&A)案件が16日に明らかにされた。一つ目は百度が19億ドルを出資して91無線網絡有限公司を買収する案件で、中国インターネット業界のM&Aとしては過去最高額のものだ。二つ目は新華社傘下の新華新媒文化伝播有限公司が盛大文学に戦略的投資を行う案件で、「国有資本」が背景にあることが注目を集めている。三つ目は阿里巴巴集団が窮遊網に戦略的投資を行うと発表した案件で、今年に入り大なたを振るって進めてきた同社の資本投資の新たな取り組みの一つになる。「人民日報」海外版が伝えた。
▽百度:19億ドルで91無線を買収
百度は網竜公司が保有する91無線の株式をすべて買収する。取引が完了すれば、買収金額19億ドルは2005年にヤフーが阿里巴巴を買収した時の10億ドルを上回り、中国インターネット業界の買収金額として過去最高を更新する。
▽新華新媒:盛大文学に戦略的投資
新華社傘下の新華新媒が盛大文学に戦略的投資を行う。双方はそれぞれの資源を集積し、文化クリエイティブ分野および新メディア分野において、資本レベルの協力やコンテンツ資源の統合などの形式で戦略的協力を全面的に展開する。