来月10日に新iPad発売か より軽くより薄く
米国アップル社の新製品ラッシュが9月にやってくる。複数の海外メディアがこのほど伝えたところによると、多機能携帯電話(スマートフォン)「iPhone」(アイフォーン)の新製品「iPhone5」と「iPhone5C」をうち出すほか、タブレットコンピューター「iPad」(アイパッド)の次世代機も登場する見込みだ。新ipadは9.7インチディスプレイで、現行機よりもさらに薄く軽くなり、携行性が向上したという。北京晨報が伝えた。
次世代iPadには「iPad mini」と同じタッチパネル技術が採用され、アジアのサプライヤーから供給を受けるとみられる。iPad miniには薄膜タッチパネルが採用されており、従来のガラスタッチパネルより軽く薄くなっている。
家電量販店・蘇寧電器の店員は、まだアップル新製品の情報は聞いていない。タブレットコンピューター市場で、アップル製品の売り上げは他社を大きく引き離していると話す。
だがアップル社は危機感に包まれている。今年に入ってから株価は累計12%値下がりし、iPadとアンドロイドのタブレットコンピューターとの競争もますます激しくなっているからだ。市場調査会社インターネットデータセンター(IDC)がまとめたデータによると、今年第2四半期(4-6月)の市場シェアは32.4%で、引き続き世界最大のタブレットコンピューター企業になったが、1年前の60.3%に比べれば大幅に低下している。
あるメディアの報道によると、アップルが9月に新製品の発表を集中させるのは、クリスマス商戦に先立って売れ筋製品を一新したいからだという。アップルの今年第1四半期(1-3月)の売上高の中で、iPhoneとiPadが占める割合は約70%に達しており、両製品には熱い期待がかけられる。
一連の新製品がまもなくお目見えするのに合わせ、アップルのサプライヤーもあわただしく動いている。日本の日東電工株式会社は世界の主要なポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂フィルムのサプライヤーで、2014年3月までに900億円の資本投資を行う計画だ。昨年度の500億円に比べて80%の増加となる。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年8月15日