上海で炭素排出権取引スタート
上海市で26日、炭素排出権の取引がスタートした。これにより、上海市の企業は炭素の排出量について厳しい制約を設けられることになり、排出元は上海環境エネルギー取引所で、割り当てられた排出量では実際の排出量に足りない場合にその分の排出量を購入したり、余剰の排出量を売却したりすることができるようになる。人民日報が伝えた。
上海市は年間の炭素排出量が一定の規模に達する企業を割当管理の対象とし、テスト期間における各社の各年度の炭素排出量割当の総量が排出削減の要求に見合うよう設定する。企業は毎年実際の排出量に基づいて割当を清算し、割当が不足だった場合は清算義務を履行して取引によって不足分を購入する。割当が余った場合は、次年度に使用してもよいし、売却してもよい。
現在、国内7省・直轄市で炭素排出権取引のテスト事業が始まっている。深セン市が全国に先駆けて取引をスタートし、上海市は炭素排出権の地方レベル管理規定をうち出した後に取引をスタートした。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年11月27日