中国、WTOに米国の反ダンピング措置を提訴
米国は中国産油井管などに13件の反ダンピング措置を採用している。中国はこの誤ったやり方について3日、世界貿易機関(WTO)にWTOの紛争解決手続きの下で米国と協議することを提起し、WTOが紛争解決メカニズムを発動するよう要請した。人民日報が伝えた。
商務部(商務省)の沈丹陽報道官によると、このたびの貿易紛争は対象金額が非常に大きく、13件の措置の対象となった製品の反ダンピング調査の最終決定発表前一年間の米国への輸出額として算出すると84億ドルに達する。米国の誤ったやり方は中国企業の合法的な権利をひどく損なうもので、中国の関連業界は米国のやり方に強い不満を表明する。中国側は多くの場面で何度も、この件について米国側に重大な関心があることを伝え、中国の立場を明らかにしてきたが、米国側は中国側の姿勢にきちんと応えられていない。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年12月4日