台湾の有名レストラン 残飯を大陸部からの観光客に販売
中国大陸部からのツアー客の受け入れで有名な台湾地区台東県太麻里白沙湾レストランを辞職した職員が8日、回収した残飯を再び盛り付けて大陸部からのツアー客の食用に提供していたと暴露した。1月に1万人以上が残飯を食べていた計算になるといい、「気持ち悪い!悪質だ!」と批判の声があがっている。 台湾の「聯合報」が伝えた。
高雄の大牛牛肉麺でも昨年、食べ残しを再び売っていたことが明らかになり、同店はイメージ悪化から閉店している。台東県衛生局は映像に基づき調査を行い、店側は一度は否定したものの、最終的には事実を認めたという。
「これは店長の個人的な行為だ。」白沙湾の林淑雲副総経理によると、呂豪文店長はコスト削減のため、残飯を回収して別のお客に提供することを勝手に支持したという。「企業上層部は全く知らなかった」として呂店長を免職にし、また一般にむけて謝罪を行った。
衛生局によると、すでに期限付きで改善を命じており、改善されない場合は「食品衛生管理法」に基づき6万-600万新台湾ドルの罰金が科せられるという。
白沙湾レストランは台東県太麻里で10年近く営業している現地の有名なレストランで、南回公道の側に位置することから、中国大陸部からの観光客のみならず島内の観光客や周辺の公的機関、学校などもよく同店を利用していたという。