台湾の有名レストラン 残飯を大陸部からの観光客に販売 (2)
内情を暴露した当該の従業員によると、同店では来店者が残した料理や肉、魚などを回収して再び皿に盛り付け、中国大陸部からのツアー客に提供していたという。同従業員は携帯電話で14分の映像を記録しており、テーブルから回収した漬物がすぐに容器に集められ、そこから他の皿に盛り付けられる様子などが撮影されている。
現地メディアの記者が8日夜に同店を訪れたところ、食事時のわずか1時間で観光バス10台が同店前に停車していた。これを基に計算すると1月で1万人近くの観光客が残飯を口にしていたことになる。
中国大陸部からの観光客からは「気持ち悪い。他人の唾液を食べていたということか」、「幸い、その店では食事をしなかった」など様々な声があがっている。
山西省から訪れた王芳さんは、観光の際に時間の関係から食事が冷めていたりすることは理解できるが「だからといって店側が残飯を提供するとは、話にならない」と語る。
同店を何度も利用した太麻里の程正俊郷長は「全くあってはならないことだ」と語り、同店が改善措置をとって汚名を挽回することを希望すると述べた。「同店が倒産して失業者がでるのは忍びない。」(編集YH)
「人民網日本語版」2013年1月10日