カリマンタン島のオランウータン孤児院
写真の中の眠そうなオランウータンの子どもはまだ乳児期だ。母親が殺されて孤児になってしまい、このほどカリマンタン島のオランウータン保護基金会のリハビリセンターへ送られて育てられることになった。
カリマンタン島は世界第3の大きさの島で、東南アジアのマレー諸島の中央に位置する。かつてはオランウータンの楽園だったが、森林の不法伐採により生息地が損なわれ、多くのオランウータンの子どもが飢えに苦しめられる孤児になった。同地のオランウータン保護基金会のリハビリセンターは同時にオランウータンの孤児院でもあり、600頭近くがここで暮らしている。同センターの女性アシスタントたちは自分の子どものようにオランウータンの子どもを世話し、食事を与え、一緒に遊び、オムツを交換し、心まで通わせている。
野生のオランウータンの子どもは一般に母親と7年間生活する。同センターでは彼らが健康を取り戻し、成長するまでずっと世話をしている。英国「ザ・サン」が9日に伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年1月14日