三峡最大の懸棺群を尋ねる

絶壁上に点在する洞窟の多くは空っぽで、棺は見られない。

　懸棺は中国古代の独特の埋葬習慣で、人が死ぬと遺族は遺体を棺に納め、険しい崖の上に安置する。湖北省シ帰県磨坪青干河支流の懸棺群は三峡地区で最大規模の懸棺墓葬群で、中国最大の懸棺群の一つでもある。その起源は唐代にまで遡り、1000年以上の歴史を持つが、自然の要素や人類の活動の影響で、懸棺の一部は埋没、風化、破損されるなどしたため、現存するものは少なく、現在保護は厳しい状況にある。中国新聞網が伝えた。（編集YH）

　「人民網日本語版」2013年9月26日