春節期間、北京に取り残された日本人は何をしていたか?<習俗篇> (2)
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活気にあふれる年貨市場。写真提供:木藤さん |
■中国人の友人と伝統的な春節を過ごす
北京師範大学に通う留学生(21)の木藤裕美子さんは、中国に来てまだ半年、今年初めて中国の春節を迎えた。日本の新年にあたる1月1日が中国では全く普段と変わらない日常だったのにすごく驚きを感じたという木藤さんは1月30日から2月11日まで広西チワン族自治区の南寧にある中国人の友人宅で春節を過ごした。中国人の家族と共に、春節に向けてのさまざまな準備や、大晦日から春節当日を実際に体験した上で感じたのは、中国人が日本人以上に「人のつながり」と「食」を重視している点だったという。また、血のつながりはなくても、見知らぬ外国人を暖かく迎え入れてくれる様子に、まるで自分も親戚の一人になった気分になり、とても暖かい気持ちになったそうだ。