世界を変える7つのアイデア (4)
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●砂漠の発電所
乾燥したサハラ砂漠を不毛の地と思ってはならない。サハラ砂漠は、尽きることのないクリーンエネルギーを供給できる場所なのだ。砂漠が6時間(晴天時)で吸収できる太陽エネルギーの量は、人類が一年間に使用するエネルギー量を上回る。地中海地区の政治家・科学者・エコノミストは、サハラ砂漠の開発を計画している。「砂漠テクノロジー」とは、世界の数百平方マイルの地域で、風力・太陽光発電所を設立することを意味する。発電・送電により、太陽光の不足した地域に安価で安定的な再生可能エネルギーを提供できる。同計画では、まず太陽エネルギーを北アフリカから欧州に送電する。2050年までに、北アフリカの1300平方マイルの砂漠は、欧州が必要とするエネルギー全体の20%を提供することになる。