嫦娥3号の月面着陸成功を国際社会が高く評価 (2)
■中国の月探査計画は全人類に幸福をもたらす
ポーランドの著名政治評論家は「嫦娥3号の着陸成功は、中国がすでに深宇宙探査能力を持つ国々に加わったことを示している。中国の宇宙計画の発展は人類の宇宙飛行と月探査の知識を極めて豊かにするだけでなく、人類の宇宙飛行・探査・技術分野の協力にも新たな歴史を切り開くものだ」と表明した。
ナイジェリア通信衛星会社のエンジニアは「嫦娥3号の月探査成功は中華民族の偉大な復興に向けた堅実な一歩であり、人類の宇宙探査における新たな偉大な成果でもある。アフリカ諸国の宇宙開発事業は依然初歩段階にある。嫦娥3号の着陸成功はアフリカ諸国と中国のハイテク分野協力への自信を揺るぎないものにし、アフリカと中国の戦略的パートナーシップを一段と緊密化し、アフリカと中国の全方位的協力を加速するに違いない」と述べた。
韓国紙・東亜日報の河宗大国際部長は「今回の成功によって中国の技術力がすでに世界の前列に達し、一部の技術では米国に少しも引けをとらないことが証明された。月探査の成功は将来の月探査・開発のためにより多くの、より詳細な科学研究資料をもたらし、全人類に幸福をもたらす」と述べた。
カザフスタン元高官は「近年、中国は宇宙開発分野でブレークスルーと進展を遂げ続けている。これは誰の目にも明らかだ。われわれは今後中国の宇宙探査事業が日に日に発展し、全人類の宇宙の認識と開発に一層の貢献を果たすことを期待している」と述べた。
ロシア軍事科学アカデミー会員のペテロフスキー氏は「1976年にソ連の最後の月探査機が着陸してから37年ぶりの嫦娥3号の着陸成功は世界の歴史における壮挙であり、中国の深宇宙探査計画にとって新たな動力となるに違いない」と表明した。
米シンクタンク・ヘリテージ財団の成斌研究員は「世界大国を目指す中国は科学知識面で世界に貢献しなければならない。人類の月探査は完成にほど遠く、中国はこの分野で貢献できる」と指摘した。米海軍大学校の専門家は「人類の月探査における大きな一歩だ。中国が有人月探査を実現する可能性が高まった」と指摘した。米国の科学技術サイトは「嫦娥3号の着陸成功は地球外の天体への軟着陸の新たな例だ。より重要なことに嫦娥3号は全てのデータを世界に公開する。これは各国による宇宙資源の共同利用への貢献だ」と指摘した。