ICG会合が閉幕 衛星航法システム共同宣言を発表
グローバル衛星航法システムに関する国際委員会(ICG)第7回会合が9日、北京で閉幕した。同会合では、ICGにとって一里塚的な意味を持つグローバル衛星航法システム共同宣言(北京宣言)が発表された。科技日報が伝えた。
大会を主催した中国衛星航法システム管理弁公室によると、中国側代表は今会合の各業務に全面的に参加し、報告書20通を発表したほか、写真・実物の展示等を通じて中国の衛星測位システム「北斗」の建設成果を十分に展示した。中国側が提出した6つの提案はいずれも採択され、ICG設立以来初となるグローバル衛星航法システム共同宣言の発表にもこぎつけた。ICGを通じて、北斗を含むグローバル衛星航法システムの国際的影響力が高まった。
今会合は11月5日に開幕し、16カ国・地域のおよび18の国際組織の代表ら240人あまりが出席した。会合が3回、分会が14回行われ、出席者らは衛星航法システムの建設・発展に関する約20の議題をめぐり意見を交換し、幅広い共通認識が形成された。
会合では、衛星航法の国際交流・協力においてICGがこれまで発揮してきた重要な役割が高く評価された。出席者らは「世界の衛星航法システムはすでに様々なシステムが融合しながら発展する段階に入った」との見方を示し、各衛星航法システムの提携を強め、人類により役立てていくことで意見が一致した。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年11月12日