中国の商業打ち上げ事業 発展が加速
中国航天科技集団公司傘下の中国長城工業集団有限公司は17日、第9回珠海航空ショーの会場で、コンゴ民主共和国の国営衛星通信会社、香港アジア太平洋通信衛星有限公司など、各国の企業と商業打ち上げをめぐる計6件の契約・協定を結んだ。契約額は計150億元に上る。人民日報が伝えた。
中国の国際商業打ち上げ回数は今年、近年の最高記録を樹立した。また、中国航天科技集団は今年、国産リモートセンシング衛星の輸出および軌道上での引渡しという新たな飛躍を果たし、これにより中国のリモートセンシング衛星、キャリアロケット、地上応用、データ・画像処理など関連産業の発展が推進された。
中国はこれまでに国際商業打ち上げを35回実施し、計41基の衛星を打ち上げた。国産通信衛星の軌道上での引き渡しは4回、国産リモートセンシング衛星の打ち上げは1回、ピギーバック打ち上げ(主衛星の他に小型衛星を搭載し、同時に打ち上げること)は7回、海外機関との間で結んだ国際通信衛星の輸出契約は8件に上る。商用打ち上げの発展加速に伴い、中国の宇宙事業の国際化も急速に発展しつつある。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年11月19日