中国、日本の防災経験・危機意識に学ぶべき (2)
日本政府は1960年に、毎年9月1日を防災の日とした。各地では防災の日の前後に、さまざまな防災訓練を実施し、救助部門の緊急反応能力を強化し、市民の防災・減災意識を高めている。
日本の主婦は長期的に家事に従事しており、室内防災の豊富な経験を積んでいる。地震が台所のガス漏れや火災を引き起こす可能性があるため、地震を感知した場合はすぐにガスの元栓を閉め、避難のためにドアや窓を開く。日本の家庭にはいくつかの防災バッグがあり、食料、飲用水、薬品、懐中電灯、タオル、マスク、ロープ、ホイッスルなどの緊急物資が入っている。主婦はこれらの緊急物資を定期的にチェック・交換することで、使用期限切れや効力を失うことを防いでいる。
オフィス、商店、道路などの場面でも、日本人は多くの避難・救助の方法を検討している。例えば地震発生時には、商品棚や何か落ちてきそうな場所には近づかないようにしており、一部の公共の場所には詳細な避難ルートなどが図入りで紹介されている。
防災・減災は国家と政府部門だけのことではなく、国民全体が防災・避難の手段を身につけ、防災意識を日常生活と仕事の中に浸透させ、地震発生時に落ち着いて対応し、地震による人命・財産の損失を最小限に抑える必要がある。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年4月25日