フレキシブルAMOLED 中国大陸部で開発に成功
中国新型ディスプレイ技術のリーディングカンパニーである維信諾(Visionox)はこのほど、中国大陸部としては初めてフレキシブルAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)パネルの開発に成功したと発表した。人民日報が伝えた。
フレキシブルAMOLEDは軽量・薄型で、丸めることができ携帯に便利で、さらに衝撃に強いという特長を持つ。現在のフラットディスプレイの代わりになるほか、軍事・宇宙などの事業でも幅広い応用の将来性を持つ。世界でAMOLEDの量産を実現している企業は、現在のところ韓国のサムスンのみだ。
維信諾が発表した3.5インチ単色・フレキシブルAMOLEDは、薄膜包装技術を採用しており、湾曲半径はわずか10ミリメートル。またフレキシブル基板の貼付と剥離、フレキシブル薄膜の高精度図形化、フレキシブルスクリーン薄膜包装などの技術の難題を解決した。現在5.5世代AMOLED量産ラインの建設が順調に進んでおり、来年下半期に正式に稼働開始する予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月2日